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結論:『Another』は、地方の中学校に転入した少年・榊原恒一が、クラスに伝わる不気味な「言い伝え」と、相次ぐ関係者の死の謎に迫る学園ホラーミステリーです。ホラーの怖さと本格ミステリーの謎解きが組み合わさった作品で、「このミステリーがすごい!」2010年版で国内3位に選ばれ、アニメや実写映画にもなりました。
- こんな人におすすめ:ホラーとミステリーの両方が好きな人/学園ものの謎解きを読みたい人
- 読みやすさ:文庫は上下巻。少しずつ謎が明かされていくので、先が気になって読み進められる
※この記事では、結末には触れずに紹介します。
『Another』の基本情報
| 著者 | 綾辻行人(1960年生まれ、京都府京都市出身。京都大学大学院在学中の1987年『十角館の殺人』でデビューし、「新本格ミステリー」の旗手となる。『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞、2018年に日本ミステリー文学大賞を受賞) |
|---|---|
| 刊行 | 角川書店(2009年10月)/角川文庫(2011年11月、上下巻)。『野性時代』2006年8月号〜2009年5月号に連載 |
| 評価 | 「このミステリーがすごい!」2010年版 国内編3位。第10回本格ミステリ大賞候補(1票差で受賞を逃した) |
| 続編 | 『Another エピソードS』(2013年)、『Another 2001』(2020年)。完結編『Another 2009』が予定されている |
| 映像化 | 2012年にテレビアニメ化(全12話)、実写映画化。清原紘さんによる漫画版もある |
『Another』の登場人物一覧
- 榊原恒一:主人公。15歳で、中学3年の春に夜見山北中学の三年三組に転入する
- 見崎鳴:左眼が義眼の少女。クラスで〈いないもの〉とされている
- 赤沢泉美:クラスのリーダー的存在で「対策係」
- 勅使河原直哉:クラスのムードメーカー
- 桜木ゆかり:クラス委員で「対策係」
- 千曳辰治:第二図書室の司書。1972年度の三年三組の担任だった
- 久保寺:三年三組の担任で国語教師
『Another』のあらすじ(ネタバレなし)
1998年の春、父の不在と自身の病気療養のため、母の実家に身を寄せた榊原恒一は、夜見山北中学校の三年三組に転入します。
クラスにはどこか何かに怯えたような空気が漂っていました。恒一は同級生の見崎鳴に惹かれていきますが、鳴は自分にしか見えていないのではないかと感じるようになります。
やがて三年三組の関係者が、次々と凄惨な死を遂げていきます。恒一は、1972年に始まったという「言い伝え」と、クラスが直面している現実を知らされることになります。
『Another』の読みどころ(ネタバレなし)
1. ホラーとミステリーの融合
じわじわと怖さが増していくホラーでありながら、謎解きの手がかりもきちんと用意されています。両方の楽しさを味わえる作品です。
2. 見崎鳴というヒロイン
眼帯をした謎めいた少女・見崎鳴の存在が、物語の大きな魅力になっています。彼女がなぜクラスで特別な扱いを受けているのかも重要な謎です。
3. クラスに隠されたルール
三年三組には、外からは分からない独自のルールがあります。そのルールの意味が少しずつ明らかになっていく過程に引き込まれます。
アニメ・映画版『Another』のキャストと評価
2012年1月から3月にかけてテレビアニメが放送されました(全12話、監督:水島努、制作:P.A.WORKS)。実写映画も製作され、榊原恒一を山﨑賢人さん、見崎鳴を橋本愛さんが演じています。
主なキャスト
| 榊原恒一 | 阿部敦(アニメ)/山﨑賢人(映画) |
|---|---|
| 見崎鳴 | 高森奈津美(アニメ)/橋本愛(映画) |
| 赤沢泉美 | 米澤円(アニメ) |
| 勅使河原直哉 | 前野智昭(アニメ) |
『Another』に関するよくある質問
Q. 『Another』のあらすじを簡単に言うと?どんな話?
『Another』は、地方の中学校に転入した少年・榊原恒一が、クラスに伝わる不気味な「言い伝え」と、相次ぐ関係者の死の謎に迫る学園ホラーミステリーです。ホラーの怖さと本格ミステリーの謎解きが組み合わさった作品で、「このミステリーがすごい!」2010年版で国内3位に選ばれ、アニメや実写映画にもなりました。
Q. 『Another』は読みやすい?
文庫は上下巻。少しずつ謎が明かされていくので、先が気になって読み進められる。
Q. 『Another』は映画化・ドラマ化されている?
2012年にテレビアニメ化(全12話)、実写映画化。清原紘さんによる漫画版もある。
Q. 『Another』の受賞歴・評価は?
「このミステリーがすごい!」2010年版 国内編3位。第10回本格ミステリ大賞候補(1票差で受賞を逃した)。
Q. 『Another』が好きな人におすすめの作品は?
同じ作家の作品なら、『十角館の殺人』、『水車館の殺人』、『迷路館の殺人』などがおすすめです。
『Another』の感想・評判(読者の口コミ傾向)
アニメから原作に入った読者も多く、ホラーミステリーの人気作として読まれています。
よく見られる高評価の声
- じわじわ来る怖さと謎解きの両方を楽しめたという声が多い
- 見崎鳴のキャラクターが魅力的という感想が目立つ
- 伏線の回収に驚いたという意見が多い
気になる点として挙がる声
- 前半はなかなか事件が動かず、ゆっくりだと感じた人もいる
- ホラー描写が苦手な人には怖すぎるという声がある
※読書メーター・Amazonなどに寄せられた読者レビューの傾向を、当サイトで要約したものです(2026年10月時点)。