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結論:『時計館の殺人』は、10年前に亡くなった少女の霊が出るという館を、オカルト雑誌の取材班が訪れるところから始まる本格ミステリーです。館に閉じこもった取材班と、館の外で調べを進める鹿谷門実の二つの視点で物語が進みます。第45回日本推理作家協会賞を受賞した、館シリーズ第5作です。
- こんな人におすすめ:館シリーズの最高傑作との呼び声が高い作品を読みたい人/長編の本格ミステリーをじっくり楽しみたい人
- 読みやすさ:新装改訂版の文庫は上下巻。長めだが、事件が早い段階で動き出す
※この記事では、結末には触れずに紹介します。
『時計館の殺人』の基本情報
| 著者 | 綾辻行人(1960年生まれ、京都府京都市出身。京都大学大学院在学中の1987年『十角館の殺人』でデビューし、「新本格ミステリー」の旗手となる。『時計館の殺人』で日本推理作家協会賞、2018年に日本ミステリー文学大賞を受賞) |
|---|---|
| 刊行 | 講談社ノベルス(1991年9月)/講談社文庫(1995年6月、新装改訂版は2012年6月に上下巻) |
| シリーズ | 館シリーズ第5作(前作『人形館の殺人』、次作『黒猫館の殺人』) |
| 受賞 | 第45回日本推理作家協会賞(長編部門) |
| 評価 | 週刊文春ミステリーベスト10(1991年)4位 |
| 映像化 | 2026年2月からHuluオリジナルで実写ドラマを配信 |
『時計館の殺人』の登場人物一覧
- 江南孝明:稀譚社の新米編集者。取材班の一員として時計館に入る
- 鹿谷門実:駆け出しの推理作家。本名は島田潔
- 小早川茂郎:オカルト雑誌『CHAOS』の副編集長。取材班のリーダー
- 光明寺美琴:霊能者
- 瓜生民佐男:W**大学3年。超常現象研究会の会長
- 古峨由季弥:時計館の現在の当主
- 伊波紗世子:時計館の管理責任者
『時計館の殺人』のあらすじ(ネタバレなし)
稀譚社の新米編集者・江南孝明は、友人で駆け出しの推理作家・鹿谷門実を訪ね、オカルト雑誌『CHAOS』の取材で「時計館」に行くことを伝えます。時計館は、建築家・中村青司が建てた館でした。
館には、10年前に亡くなった少女の霊が出るといいます。江南は霊能者や大学の超常現象研究会のメンバーとともに、3日間館に泊まり込んで霊との交信を試みることになります。
しかし館に入った取材班を、凄惨な殺人事件が襲います。
『時計館の殺人』の読みどころ(ネタバレなし)
1. 館の中と外、二つの視点
閉ざされた館の中で起きる事件と、外で調べを進める鹿谷の動きが並行して描かれます。二つの視点がどう重なるのかが大きな読みどころです。
2. 時計だらけの館という舞台
館の中には数多くの時計が置かれ、時間そのものが物語の重要な要素になっています。舞台設定の作り込みに引き込まれます。
3. シリーズ屈指の評価
日本推理作家協会賞を受賞し、館シリーズの中でも特に評価の高い作品です。シリーズを読むなら外せない一冊です。
Huluドラマ版『時計館の殺人』のキャストと評価
『十角館の殺人』に続き、Huluオリジナルの実写ドラマとして2026年2月から配信されました。2部構成で、第1部が2月27日から、第2部が3月20日から配信されています(監督:内片輝、山本大輔)。
主なキャスト
| 江南孝明 | 奥智哉 |
|---|---|
| 島田潔/鹿谷門実 | 青木崇高 |
| 福西涼太 | 鈴木福 |
| 小早川茂郎 | 山中崇 |
| 光明寺美琴 | 向里祐香 |
| 伊波紗世子 | 神野三鈴 |
| 古峨倫典 | 伊武雅刀 |
テーマ曲は、ずっと真夜中でいいのに。の「よもすがら」です。
『時計館の殺人』に関するよくある質問
Q. 『時計館の殺人』のあらすじを簡単に言うと?どんな話?
『時計館の殺人』は、10年前に亡くなった少女の霊が出るという館を、オカルト雑誌の取材班が訪れるところから始まる本格ミステリーです。館に閉じこもった取材班と、館の外で調べを進める鹿谷門実の二つの視点で物語が進みます。
Q. 『時計館の殺人』は読みやすい?
新装改訂版の文庫は上下巻。長めだが、事件が早い段階で動き出す。
Q. 『時計館の殺人』は映画化・ドラマ化されている?
2026年2月からHuluオリジナルで実写ドラマを配信。
Q. 『時計館の殺人』はシリーズ作品?
館シリーズ第5作(前作『人形館の殺人』、次作『黒猫館の殺人』)。
Q. 『時計館の殺人』の受賞歴・評価は?
第45回日本推理作家協会賞(長編部門)。
Q. 『時計館の殺人』が好きな人におすすめの作品は?
同じ作家の作品なら、『十角館の殺人』、『水車館の殺人』、『迷路館の殺人』などがおすすめです。
『時計館の殺人』の感想・評判(読者の口コミ傾向)
館シリーズの最高傑作に挙げる読者が多い作品です。
よく見られる高評価の声
- 館シリーズで一番好きという声が非常に多い
- スケールの大きな仕掛けに驚いたという感想が目立つ
- 長編でも一気に読めたという意見が多い
気になる点として挙がる声
- 上下巻で長く、途中で中だるみを感じた人もいる
- 登場人物が多く、名前を覚えるのが大変という声がある
※読書メーター・Amazonなどに寄せられた読者レビューの傾向を、当サイトで要約したものです(2026年10月時点)。