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結論:『64(ロクヨン)』は、昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」をめぐる警察小説です。主人公は刑事から広報官に異動した三上義信。記者クラブとの対立や、警察内部の警務部と刑事部の争いに巻き込まれながら、時効が迫るロクヨン事件に向き合っていきます。「このミステリーがすごい!」1位、本屋大賞2位に選ばれ、ドラマと映画にもなった横山秀夫さんの代表作です。
- こんな人におすすめ:重厚な警察小説を読みたい人/組織の中で働く人の葛藤を描いた物語が好きな人
- 読みやすさ:文庫は上下巻。前半はじっくり進むが、後半は一気に読ませる
※この記事では、結末には触れずに紹介します。
『64』の基本情報
| 著者 | 横山秀夫(1957年生まれ、東京都出身。上毛新聞社で12年間記者を務めたのち作家に。1998年「陰の季節」で松本清張賞、2000年「動機」で日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞。警察小説の第一人者) |
|---|---|
| 刊行 | 文藝春秋(2012年10月)/文春文庫(2015年2月) |
| ページ数 | 単行本(文藝春秋)647ページ |
| シリーズ | 「D県警シリーズ」の第4作で、シリーズ初の長編 |
| 評価 | 週刊文春ミステリーベスト10(2012年)1位、「このミステリーがすごい!」2013年版1位、第10回本屋大賞(2013年)2位。英国推理作家協会のインターナショナル・ダガー賞の候補にもなった |
| 映像化 | 2015年にNHKでドラマ化(主演:ピエール瀧)、2016年に映画化(監督:瀬々敬久、主演:佐藤浩市) |
『64』の登場人物一覧
- 三上義信:D県警の広報官。元刑事
- 赤間肇:D県警の警務部長。三上を広報官に抜擢した
- 雨宮芳男:ロクヨン事件の被害者・翔子の父
- 二渡真治:警務課の調査官。三上の同期
- 松岡勝俊:D県警捜査一課長
- 三上あゆみ:三上の娘。家出をしている
『64』のあらすじ(ネタバレなし)
昭和64年、D県警の管内で、7歳の少女・雨宮翔子が誘拐され、殺害される事件が起きました。この事件は「ロクヨン」と呼ばれ、14年が過ぎても解決できないまま、時効が迫っていました。
平成14年、捜査二課の次席だった三上義信は、警務部へ異動を命じられ、広報官を務めることになります。
記者クラブとの対立、警務部と刑事部の軋轢。組織の板挟みになりながら、三上はロクヨン事件に向き合っていきます。
『64』の読みどころ(ネタバレなし)
1. 広報官という視点
刑事ではなく、マスコミと警察の間に立つ広報官が主人公です。事件だけでなく、警察組織の内側が細かく描かれます。
2. 組織の中で生きる人の葛藤
上司の思惑、記者との駆け引き、刑事部と警務部の対立。組織で働く人なら誰もが共感できる葛藤が詰まっています。
3. 後半の怒涛の展開
じっくり積み上げられた前半から一転、後半ではロクヨン事件をめぐって物語が大きく動きます。
ドラマ・映画版『64(ロクヨン)』のキャスト
2015年4月から5月にかけてNHK「土曜ドラマ」で放送されました(全5話、脚本:大森寿美男)。2016年には映画化され、5月と6月に分けて公開されました(監督:瀬々敬久、主演:佐藤浩市)。
主なキャスト
| 三上義信 | ピエール瀧(ドラマ)/佐藤浩市(映画) |
|---|---|
| 三上美那子 | 木村佳乃(ドラマ) |
『64』に関するよくある質問
Q. 『64』のあらすじを簡単に言うと?どんな話?
『64(ロクヨン)』は、昭和64年に起きた未解決の少女誘拐殺人事件、通称「ロクヨン」をめぐる警察小説です。主人公は刑事から広報官に異動した三上義信。
Q. 『64』は読みやすい?
文庫は上下巻。前半はじっくり進むが、後半は一気に読ませる。
Q. 『64』は映画化・ドラマ化されている?
2015年にNHKでドラマ化(主演:ピエール瀧)、2016年に映画化(監督:瀬々敬久、主演:佐藤浩市)。
Q. 『64』はシリーズ作品?
「D県警シリーズ」の第4作で、シリーズ初の長編。
Q. 『64』の受賞歴・評価は?
週刊文春ミステリーベスト10(2012年)1位、「このミステリーがすごい!」2013年版1位、第10回本屋大賞(2013年)2位。英国推理作家協会のインターナショナル・ダガー賞の候補にもなった。
Q. 『64』が好きな人におすすめの作品は?
同じ作家の作品なら、『クライマーズ・ハイ』、『半落ち』、『陰の季節』などがおすすめです。
Q. 『64』は何ページ?読むのにどれくらいかかる?
文藝春秋の単行本版で647ページです(ページ数は国立国会図書館の書誌情報による)。1分間に1ページ前後のペースで読むと、およそ11時間が目安です。
『64』の感想・評判(読者の口コミ傾向)
警察小説の最高峰の一つとして、高く評価されている作品です。
よく見られる高評価の声
- 警察組織のリアルな描写に圧倒されたという声が多い
- 後半の展開に震えたという感想が目立つ
- 三上の生き方に胸を打たれたという意見がある
気になる点として挙がる声
- 前半の組織内の話が長く感じたという声がある
- 登場人物が多く、覚えるのが大変という人もいる
※読書メーター・Amazonなどに寄せられた読者レビューの傾向を、当サイトで要約したものです(2026年10月時点)。