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結論:『多類婚姻譚』は、「結婚」をテーマにした5編の連作短編集です。セクシュアリティ、金銭感覚、世代の違いなど、一番近くにいるはずの相手との間に生まれるさまざまなすれ違いを描いています。『星を編む』以来、約2年半ぶりの文芸書の新刊で、第175回直木賞の候補にもなりました。
- こんな人におすすめ:結婚やパートナーとの関係について考えている人/短編で凪良ゆう作品を味わいたい人
- 読みやすさ:5つの短編で構成され、一話ずつ読み進めやすい
※この記事では、結末には触れずに紹介します。
『多類婚姻譚』の基本情報
| 著者 | 凪良ゆう(1973年生まれ、滋賀県出身。2007年にBL作家としてデビューし、『流浪の月』『汝、星のごとく』で本屋大賞を2度受賞) |
|---|---|
| 刊行 | 講談社(単行本 2026年5月) |
| 形式 | 5編の連作短編集 |
| 評価 | 第175回直木三十五賞候補 |
『多類婚姻譚』の登場人物一覧
- 華:「Thank you for your understanding」の主人公。恋人と実家に帰省することを決める
- 一葉:「小鳥たち」の主人公。離婚して実家の書店を継いだ女性
『多類婚姻譚』のあらすじ(ネタバレなし)
「一番近くにいる他人(こいびと)、どうして結婚はこんなに難しくなってしまったのだろう」。本作は、結婚をめぐる5つの物語を収めた連作短編集です。
家族の期待に応えようと、恋人を連れて帰省することを決めた華の物語「Thank you for your understanding」。東京では結婚という夢が遠い「Beautiful Dreamer」。離婚して実家の書店を継いだ一葉のもとに、初恋の人が偶然やってくる「小鳥たち」。
さらに、入籍を目前にした男女が性差を越えて分かり合えるのかを描く「Position Talk」、魂を分け合った二人の時間を描く「C'est la vie」。それぞれの形の「婚姻」が描かれます。
『多類婚姻譚』の読みどころ(ネタバレなし)
1. 今の時代の「結婚」
セクシュアリティ、金銭感覚、世代の価値観の違いなど、今の時代に結婚を考える人が直面するさまざまな問題が描かれています。
2. 5つの視点で描かれる関係
短編ごとに主人公も関係の形も異なります。どの物語にも、身近な誰かの姿や、自分自身の悩みが重なって見えるかもしれません。
3. 凪良作品らしい人間関係の描き方
名前のつけにくい関係や、世間の「普通」とのずれを描いてきた凪良さんならではの視点が、結婚というテーマでも生かされています。
『多類婚姻譚』の感想・評判(読者の口コミ傾向)
2026年5月刊行の新しい作品で、直木賞候補作として注目を集めています。
よく見られる高評価の声
- 結婚について自分のこととして考えさせられたという声が見られる
- 短編それぞれに違う味わいがあり、凪良作品の幅の広さを感じたという感想がある
気になる点として挙がる声
- 長編の濃密な物語を期待すると、短編集なので物足りないと感じる人もいる
※読書メーター・Amazonなどに寄せられた読者レビューの傾向を、当サイトで要約したものです(2026年10月時点)。
『多類婚姻譚』を読んだ人におすすめの凪良ゆう作品
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